7月30日に挿画・挿絵を描かせていただいた児童文学がでました。
児童文学に関しては、ここのところ自分でお話も書くことが続いていて、久々の挿絵のみのお仕事でしたが、とても楽しかったです。
お話を読んでキャラクターを作り出し、挿絵を描く作業は、ちいさな頃からやっていた大好きな遊びで、暇さえあれば新聞にはさんであった広告の裏に自由にキャラクターを動かしていたものでした。
それが仕事になったのですから、しあわせです。
とはいえ、ちいさな頃とちがい、作者の方は、どんなキャラクターを想像してお話を書いたのかを常に考えるようにしています。
それはわたしがお話の挿絵を描かせていただくときに、いちばん大切にしていることのひとつで、かならず最初にキャラクターデザインのラフを描いてみていただくことにしています。
自分もお話を書くようになって、絵があまりにも想定していたイメージとちがうと悲しいなと思うからです。
また、モデルとなった場所などあれば、可能な限り近づけるようにしたりします。
この『うそつきタケちゃん』も、タケちゃんはじめ、元気で個性的な四年一組の子どもたちを気に入ってくださり、安心しました。
明るくてお調子者のタケちゃんと、転校生の元希のさわやかな読後感の児童文学です。
追記:タケちゃんが埼玉県、栃木県の2020年度夏のすいせん図書に選定されました!